「すべてはタイミング」のブログでは、
ソルフェジオ周波数について数回お話しています。
よく、
「ソルフェジオ音階は、グレゴリオ聖歌から発祥している」
と説明しているケースも少なくないと思います。
今回は、
ソルフェジオ周波数とグレゴリオ聖歌の関わりについて、
詳しくお話したいと思いまうす。
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ソルフェジオ周波数とグレゴリオ聖歌
結論としまして、
現在の所、
ソルフェジオ周波数はグレゴリオ聖歌から誕生していると言うのは不明です。
ただ、
ひとつだけ共通点があります。
どちらも、
キリスト教からの発祥だと言う事です。
ソルフェジオ周波数は、
旧約聖書から導かれました。
そして、
グレゴリオ聖歌も教会音楽として歌われていました。
矛盾している部分もありますが、
完全に嘘であるとは断定は出来ません。
グレゴリオ聖歌の歴史
グレゴリオ聖歌の発祥の前に、
3~5世紀頃、
地中海周辺では単旋律聖歌音楽が歌われていました。
それは、
初代キリスト教から歌われていた旋律的朗読になります。
グレゴリオ聖歌は、
8世紀にカロリング朝ピピン3世・カール大帝らにより、
ガリア聖歌・ローマ聖歌の折衷的な聖歌を、
8つの教会旋法と共に整えていき、
9世紀頃にグレゴリオ聖歌として認識されました。
単旋律聖歌は
自然派生的な発症ですが、
グレゴリオ聖歌になると
人為的要素が強くなります。
ある意味、
グレゴリオ聖歌は
組織的な要素が強いと思います。
ただグレゴリオ聖歌は
グレゴリウスに因んで名付けられた説があります。
逸話もありますので、それは不明です。
グレゴリオ聖歌も単旋律音楽になります。
モノフォニーと呼ばれており、
皆さんがリコーダーで同じ旋律を吹いているイメージをしていただくと判りやすいと思います。
ただしその後、
ポリフォニー音楽の発達により、
16~18世紀には衰退してしまいます。
ソルフェジオ周波数と聖ヨハネ賛歌の関係性
よく、
ソルフェジオ音階と聖ヨハネ賛歌と関連付けている説もあります。
聖ヨハネ賛歌は、
「元祖ドレミの歌」と呼ばれています。
“Hymus.”
Ut queant laxsis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famuli tuorum
Solve polluti
Labii reatum,
Sancte Joannes.
“Ut”は
フランス語で「ド」になります。
元々、
「ド」は”Ut”で発音されていたようです。
ソルフェジオ周波数と組み合わせて見ると…、
下記の通りに当てはめられています。
Ut=396Hz
Re=417Hz
Mi=528Hz
Fa=639Hz
So=741Hz
Ra=852Hz
良く多くの方が、
「シ(Si)」は後から付け加えられたと説明しています。
実は、
「シ」は歌詞にある”Sancte Joannes”の”SJ“になります。
古期のラテン語では、
“J”は存在せずに
“I”で発音されていました。
“Si”=963Hzと言われています。
963Hzも導く事によって出来る周波数です。
「歌詞」「民数記」にも隠された要素が強い為、
似ている部分がありますね。
でも、
ソルフェジオ周波数で「聖ヨハネ賛歌」を歌うのは難しいと思います。
高さが音階の様に上がっていくのは共通ですので、
それぞれの周波数を意識して、
試してみるのもいいかもしれません。
最後に…
ソルフェジオ周波数とグレゴリオ聖歌の関係性についてお話しました。
中途半端な結果になりましたが、
共通点は存在すると思います。
ただ、
グレゴリオ聖歌の発祥は古いので、
なかなかデータが少ないのも現状です。
また、
新たな発見がありましたら随時更新できたらと思います。
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