腹式呼吸と言うと、
「おなかを凹ませる呼吸」
「おなかに空気を入れる呼吸」
と思われる方が多いと思います。
残念ですが、
それは間違った考えです。
「腹式呼吸 やり方」
で検索すると、
様々なサイトがヒットします。
しかし、
間違った腹式呼吸方法について掲載されているサイトが少なくありません。
さらに、
そのようなサイトが上位に集中している…。
悲しい事です…。
そこで今回は、
「正しい腹式呼吸・間違った腹式呼吸」
についてお話したいと思います。
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間違った腹式呼吸法
腹式呼吸。
「腹」が付いている言葉自体、
紛らわしいのです。
先程も申し上げましたが、
腹式呼吸について、
下記の内容を言われた事がありませんか?
①「おなかに空気を入れて歌いなさい‼」
②「おなかを膨らませなさい‼」
③「おなかを凹ませなさい‼」
④「おなかから声を出しなさい‼」
もし、
腹式呼吸の指導者の方が、
上記の事をおっしゃっる場合は、
インチキだと思った方がいいでしょう。
①「おなかに空気を入れて歌いなさい‼」
空気が入るのは、「肺」です‼
おなかには空気が入りません。
②「おなかを膨らませなさい‼」
③「おなかを凹ませなさい‼」
おなかだけが膨らむわけではありません。
④「おなかから声を出しなさい‼」
もう一声必要です。
「身体から声を出しなさい‼」の方が理想的です。
「腹式呼吸のやり方」に関する動画では、
おなかに手を当てる動画をよく目にします。
このやり方は、
間違っていますので、気を付けましょう。
正しい腹式呼吸の見分け方
人間は息を吸うと、
肺が膨らんで横隔膜が下がります。
下がった横隔膜の影響によって、
下腹部が下がってしまうのです。
(おなかが膨らんでいるようにかんじるのもその一つです)
②「おなかを膨らませなさい‼」ではなく、
「下腹部を膨らませる」事が正しい腹式呼吸なのです。
つまり、
息を吸うとき、
横隔膜が下がり、下腹部が膨らんでいたら、
腹式呼吸が出来ている証拠です。
息を吸うときに、
肩が上がり過ぎると、
胸式呼吸になってしまいます。
その場合は、
息を吸うときに、
横隔膜が上がっている可能性があります。
また、
腹式呼吸と身体から声を出す事は
一緒ではありません。
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